2022年2月20日日曜日

安芸椿:あきつばき(甚JIN) 無濾過純米大吟醸 原酒

 『安芸椿』(甚 JIN) 無濾過純米大吟醸 原酒


佐々木酒店、100周年記念事業の一つと、これからの新しい事業に向けての門出として弊社オリジナルのお酒を製造しました。

この地に生まれ育ち大人になるまでお世話になった故郷へ何か恩返しになればと思い、地元府中町のみくまり峡榎川伏流水を全量仕込み水に使い、酒米には広島県産「千本錦」を100%使用、酒質の重要な要素である酵母には広島県立総合技術研究所が開発した広島令和一号酵母を使用して、吟醸仕込みにて醸したお酒です。

活性炭ろ過を行わず、割水なしの無濾過原酒として仕上げました。

仕込み水を採水させてもらった安芸郡府中町は広島市の東隣に位置し周りをぐるりと広島市に囲まれている「包領」と呼ばれる世界的に見ても稀有な領域の町です。包領として有名なことろではイタリアに囲まれたバチカンやサンマリノ、南アフリカ共和国に囲まれたレソトなどがあります。現在の日本では府中町が唯一の包領と呼ばれる町です。そして「町」の中では全国で一番人口の多い町で、人口密度も東京・大阪などに匹敵するほどです。

府中町と云えば世界的な自動車メーカーのマツダ株式会社が本社を置く町でもあります。「安芸椿」の総販売元である佐々木酒店(株式会社佐々木商店)はそのマツダ本社と目と鼻の先の近さにあります。

また町の中心部に位置するイオンモールソレイユがある広大な敷地にはかつてキリンビールの広島工場(1938~1998)があり、創業地である横浜、そして神戸、仙台に次いで4番目の工場で、創業当時は日本一(東洋一)の規模を誇る工場でした。

そして当然飲料メーカーが工場を造る場所は綺麗な水が豊富にある所が条件であり、太田川水系の河川を背後に有する自然豊かな府中の地はまさに飲料・ビール造りに最適の地であり、太古より名水と謳われた「みくまりの水」のある府中村(当時)が工場立地として選ばれたのも当然の事だったのかもしれません。

こうした歴史を持つ府中の水、みくまりの水の良さは当然この安芸椿にも活かされています。


安芸椿の製造を通して改めて故郷府中町の良さを再認識する事が出来ました。


品目   : 日本酒

内容量  : 1800/720ml

原料米  : 広島県産 千本錦 100%

仕込水  : 広島県安芸郡府中町 みくまり峡 榎川伏流水

酵母   : 広島令和一号酵母

精米歩合 : 50%

日本酒度 : +5.0

酸度   : 1.7

アミノ酸 : 0.6

グルコース: 1.27

アルコール度数 : 16度以上17度未満


【製造者・販売者】

杜氏   : 花田公紀

製造者  : 合名会社 梅田酒造場

販売者  : 株式会社 佐々木商店

製品企画 : 佐々木耕司


【スペシャルサンクス】順不同・敬称省略

府中町

府中町長 佐藤信治

府中町環境課

府中町商工会

広島県立総合技術研究所 山﨑梨沙

東和環境科学株式会社 平本麻希子

広島県環境保健協会

協和硝子株式会社 峯本和美

合名会社梅田酒造場 炭谷 美甘秀幸

阿津満 佐々木匡史

平田智久

株式会社インパルスコーポレーション 谷口大介

進々書道会 佐藤風花

ラジオパーソナリティー 貢藤十六

ベイジャフロー 吉村亜紀子

佐々木栄三・邦子

その他多くの方にご指導・ご協力いただきました。本当にありがとうございました。



オンライン酒場 ヒロシマタノシゲさんに安芸椿を取り上げて頂いた動画

https://www.facebook.com/tanoshige67/videos/244570331148060


エキマエジオグラフィックさんに弊社佐々木酒店を取材して頂いた動画

https://www.youtube.com/watch?v=Uc4jr9ylTJk



初めて府中町を知った方、学校や就職、転勤などで府中町を出て頑張られている方、安芸椿を手にした事で府中町を想像し、思い出し、故郷に思いを馳せながら、清らかで柔らかいみくまり峡の水で造った安芸椿を楽しんでみてください。


私は、この機会を与えてくれた祖父・甚太郎に想いを馳せながらいただきます。。。乾杯。。。