2020年4月27日月曜日

酒蔵訪問その15 比婆美人


平成の大合併後、県下最大の市となった庄原市三日市町にある『比婆美人』(比婆美人酒造株式会社)さんに行ってきました。

アポの時間少し前に会社に到着して事務所を訪ねると、山本社長自ら出向いて事務所に案内して頂きました。

山本社長は身体も声も大きくとても80歳を目前にされている様には思えない程元気な方で、会社の事やお酒の事などの話に入る前にどうしてこんなに健康でいられるのかと云うお話からして頂きました。声が大きくハリもありご年配の方特有のユーモアを交えつつ会話に入ってくださったので私もリラックスして話をする事が出来ました。

比婆美人はこの業界の中では比較的新しい蔵で昭和23年に県北にあった9つの蔵が集まり出資して出来た会社だそうです。山本社長のご実家もこの9つの蔵の中の一つで庄原市の北端にある比和町で造酒屋をされていたそうです。ですので比婆美人創業には山本社長のお父さんも立ち上げに携わられたそうです。そう言った諸々の流れもあり務められていた会社を定年退職後、お父さんが立ち上げに携わった事や日本酒が衰退していく事への危機感、地元の産業を残していかないといけない使命感など色々な事を考え社長の依頼を受けられたそうです。


瑞冠の山岡社長に教えて頂いたのですが、県内の酒蔵では数社しか持っていない精米機が比婆美人さんにもありました。







この醪搾機を見ても分かるように以前はかなりの量を出荷されていたそうです。


非常に大きな建屋にタンクが入っています。20000Lクラスのタンクを初めて見ました。今ではかつてのような生産量ではないので少しづつタンクを減らしているそうですが、昔はここにぎっしりとタンクが並んでいたそうで、千福や賀茂鶴の次に出荷量が多い時もあったそうです。



今では、社員さん総出で色々な作業を担当されているそうです。


帰る間際に、山本社長に頂いた陶製の瓶・・・3升くらいは入るのかな?
本当にありがとうございました。


『比婆美人』
純米吟醸・純米原酒・純米生貯蔵酒

旨みが口の中に残る美味しいお酒です。
山本社長はこれからは色々な混ぜ物が入ったお酒ではなく旨みのあるここでしか作れないお酒を造っていきたいと仰られていました。

まさにそんなお酒に仕上がっています。
県北を代表する銘柄、比婆美人いかがでしょうか。

飲んでみたいなぁと思われた方一緒にいかがですか~


佐々木酒店ではコップ一杯から飲んでいただけます。

是非味わいに来てください。


そして、ブログを読んでお酒を飲みたくなったアナタ

私の以前のビンテージハーレーのブログを読んでくれているアナタ、日本酒を飲むときにはまず佐々木に連絡くださいね~。


全国何処にでも発送いたしますよ。

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※20歳以上の年齢でない方には酒類は販売しません。未成年の飲酒は法律で禁止されています。

2020年4月22日水曜日

酒蔵訪問その14 瑞冠


広島県三次市甲奴町にある『瑞冠』(山岡酒造株式会社)さんに行ってきました。

世羅町から少し北に行ったのどかな町にあります。
今は三次市になっていますが自分が子供の頃には甲奴郡だったかなぁ。

山岡社長にお時間を取って頂きお話をさせて頂きました。山岡酒造さんでは、自社の田んぼにてお米の栽培も行なっていて、東北地方で明治期の農業家に見いだされた幻の酒米「亀の尾」の栽培も積極的に行われています。私は初めて「亀の尾」の稲穂を見せていただいたのですが山田錦より大きく実なりも良い稲穂でした。心白は山田錦ほどではないと言われていましたが、雄町に並ぶほど酒造りに適していると云う方も居られて、山田錦一辺倒だった一時期からすると面白い選択だなぁと思いました。

そしてお米の選択でもそうでしたが、造りにおいても様々な事に目を向けられていて、山岡社長の考え方の柔軟さが造られているお酒のラインナップを見ても十分に伝わってきます。凄く勉強をさせて頂きました。
そして私の様に50歳を目前に異業種からお酒業界に戻ってきた人間にもエールを送ってくださり、従来の発想ではなく他業種で学んだ知識と経験を生かすべきだと言って頂きました。山岡社長、本当にありがとうございます。

そして一通りお話をさせて頂いた後に蔵の中も見せて頂きました。
多くを語らずとも『瑞冠』と云うお酒の良さが分かると言いものです。

この蔵の感じは竹原の藤井さんのところとある種の同じ空気を感じました。







搾る袋も非常にキレイです。
龍勢の藤井社長も言われていましたがここが汚れているとそれまでの苦労も台無しだと・・・




今回はこんな感じのラインナップで持って帰らせていただいたのですが・・・
あっという間に一升瓶の5本は出てしまいました。



上の写真の一升瓶を5本買って帰ったのですが、あっと云う間に出てしまいました。
そして、全てのお酒を私も飲んだのですが、本当に美味しかったです。

後は4合瓶のお酒が何本かあります。
雄町の純米吟醸は早く飲んでみたいな~

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2020年4月16日木曜日

酒蔵訪問その13 菊文明


少し前のブログに書いた『超群』さんと同じ、広島県庄原市東城町にある『菊文明』(有限会社北村醸造場)さんに行ってきました。

蔵は古い街並みの残る東城町の中心地にあります。

お話して頂いた北村社長はすごく穏やかな口調の方で、時にユーモアを交えながらお酒造りの事や地域の状況の事、蔵の昔ばなし等色々とお話してくださいました。仕事や接客の合間に一緒にお話してくださった奥様も柔らかい口調の方で、今は社長と一緒に酒造りをされているそうです。ほんの1時間ほどでしたが北村社長と奥様の会話のテンポと”間”がほのぼのとしていて、すごく心地よい時間を過ごさせて頂きました。

北村社長夫婦とお会いして話をさせて頂き、また改めて思った事ですが私のしている広島県内全ての酒蔵を回る事の意義・意味を再認識させて頂きました。

単にお酒を買って帰る事が目的では無いんですよね。。。





現在も釜と甑で蒸米を造られているそうです。


何とも言えない可愛らしさがあります。。。


斜め向かいには、饅頭で有名な竹屋饅頭さんの本店があります。この通りは古い商店が残っていて昭和を感じさせてくれるお店がまだまだあるんです。
時間があればゆっくり回ってみたいな。




『菊文明』純米原酒のしぼりたてと合鴨農法米の純米酒、そして純米吟醸の3本を買って帰りました。

純米酒はしっかりとした旨みがあり、かつずっと飲んでいられる優しい味です。

それにしてもこの『菊文明』さんのロゴがいいなぁ
昔から頭や最後の一文字をオフセットするデザインはありましたが、菊の文字の大きさやずらしてある位置が最高ですね。

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2020年4月13日月曜日

酒蔵訪問その12 老亀


先週になりますが、広島県山県郡北広島町にある『老亀』(小野酒造株式会社)さんに行ってきました。
中国自動車道の千代田インターを降りて大朝町に抜けていく旧道沿いにあります。
現存する酒蔵では県内で2番目に古いそうで、趣のある建物はその長く続いてきた歴史を感じさせられます。

小野社長にお時間を取って頂きお話をさせていただきました。
お忙しい中、丁寧にしっかりと対話してくださり先代までのお酒造りや現在の小野社長のお酒造りへの思いなど色々聞かせて頂きました。
そして小野社長もまた地元食材・地元材料へのこだわりが強く、酒米・お水はもちろんの事、酵母も県産のもを使用して本当の意味での地酒を造りたいと仰られていました。
また現在の小野酒造さんの造石数はそんなに多くはないのですが、石数からするとラインナップは多岐に渡り様々なタイプのお酒を造られていました。それは小野社長が自社のお酒だけでコース料理の全てのお酒を賄える様にしたいとの思いがあり、また敷居を高くせずに広く色々な方に飲んでもらいたいとの事でした。



この蔵が江戸時代に建てられた物だそうです。
いつか入らせて頂きたいなぁw




『老亀』 長期熟成本醸造・特別純米・純米・純米吟醸・純米大吟醸など純米系を中心に買わせて頂きました。

それぞれに個性を持たせてあり、しっかり味わえる純米酒になっています。
中生新千本などは自家栽培で育てられているそうですよ。


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2020年4月10日金曜日

酒蔵訪問その11 超群


広島県の最東端、東城町にある『超群』(生熊酒造株式会社)さんに行ってきました。

元々は旧い街並みが残る東城の中心地で営業をされていたのですが今から4年ほど前に街の再開発の為に街から少し離れた所に製造の拠点を移転されていました。

新しい施設は通常目に浮かぶ蔵と云うより醸造工場と云った感じになっています。
生熊酒造さんは移転の為に建て替えざるを得なかったのですが、今では多くの蔵で最新の設備機器を入れ旧く歴史ある建物の中には機械がびっしりと並んでいると云うのが現状ではあります。これは今に始まったことではなく。高度経済成長期に税収を増やすためにお上が推し進めた生産効率を上げる機械化政策によって造り酒屋は設備投資を余儀なくされたんですよね。

と話が変な方向へ行きましたが。。。

杜氏を務める生熊社長はすごく寡黙な方で最初に対面した時にはどう話せばよいかな?と、こちらも考え身構えてしまうような感じだったのですがw、少しづつお話をさせて頂くうちに打ち解けて下さり色々と話をしてくれました。酒造りに関しては県内産の材料にこだわり本当の意味での地酒と云うものにしていきたいと言われていました。


定番YABUTA







事務所には店舗が併設され商品が綺麗に並べられています。


そして東城の中心地に今も残る創業当時の建屋は昔のままの姿を残しています。残念ながら蔵の方は取り壊しになってしまったようですが。

この通りには今も昔ながらの建物が多く残っており風情のある街並みが今も楽しめます。
再開発されて綺麗な街よりやっぱりこんな街がいいですよね。

佐々木酒店のある向洋駅前もまさに再開発真っただ中ではあるのですが・・・もう昔懐かしい向洋駅前商店街の姿は見ることが出来ないですよね・・・


こちらも酒屋として営業されていて『超群』さんのお酒を買うことが出来ます。



純米吟醸と純米を買って帰りました。
『超群』純米吟醸 
八反錦100% 精米歩合 50%

八反錦のすっきりした味わいを吟醸で楽しめます。

『超群』純米
千本錦100% 精米歩合 60%
 
山田錦よりスッキリ、そして純米の旨みがある飲み飽きしない純米酒です。


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