2020年11月4日水曜日

酒蔵訪問その29 白牡丹


広島県東広島市西条本町にある『白牡丹』(白牡丹酒造株式会社)さんに行ってきました。

創業は江戸時代前期の1675年で広島県内で操業を続ける蔵元としては一番古いとろこです。
そして白牡丹と云えば、賀茂鶴や千福と並んで全国にファンを持つ広島では知らない人はいない程のビッグネームですね。。。

亀齢酒造の石井専務と一緒に工場を見させてもらい、後日に白牡丹の太田専務にお時間を取っていただきお話をさせてもらいました。
時間はたっぷり2時間あったのですが、昔ばなしから現在までの事、今年のコロナ禍における販売状況、全国新酒鑑評会の事、そして白牡丹としての役割など様々な事をお話して頂きあっという間に時間が経ってしまいました。

今年も白牡丹は鑑評会にて金賞を取られていたのですが、太田専務は「あんなのは運だから・・・w」と「いつも素晴らしい酒を造る賀茂鶴さんが今年は金賞から外れたんだから」とお隣、賀茂鶴さんの本当の底チカラと技術を知り得ている太田専務だからこその云いまわしで謙遜をされていました。
もちろん技術も素晴らしいものがあると思います。以前に見せて頂いた工場の掃除の行き届いた清潔さと賀茂鶴や千福に引けを取らない素晴らしい設備、そして長年培ってきた伝統的な技術。
太田専務の云われた事で凄く印象的だった事に、「うちは普通酒、2級酒のメーカーと思われている方が多いと思いますが、造れば吟醸や大吟醸だって作れるんです(実際には造られていますw)。だけど白牡丹は白牡丹の立ち位置、普通酒をずっと何年も変わらぬ品質で提供する使命が今はまだある」と笑いながら仰られていました。
聞きながら本当に素晴らしい言葉だなぁと思いました。


綺麗に整理された玄関を抜け中に入ると今まで受けた様々な賞の賞状が飾られてあり白牡丹の実績が一目で分かるようになっています。



白牡丹と云えば棟方志功のデザインしたロゴ(レッテル)があまりにも有名

時を経ても古さを感じさせない素晴らしいデザインだと思います。


亀齢の石井専務も一緒に工場を見学されましたw




歴史的な建物と最新の設備が何とも言えない空間を作り出しています。



今回お伺いした事で白牡丹さんの純米吟醸をゆっくりと味わってみました。
広島のお酒らしいふくよかでほっこりする味です。


飲んでみたいなぁと思われた方一緒にいかがですか~


佐々木酒店ではコップ一杯から飲んでいただけます。

是非味わいに来てください。


そして、ブログを読んでお酒を飲みたくなったアナタ

私の以前のビンテージハーレーのブログを読んでくれているアナタ、日本酒を飲むときにはまず佐々木に連絡くださいね~。


全国何処にでも発送いたしますよ。


創業大正十年 向洋駅前 佐々木酒店
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宜しくお願いします。。。

※20歳以上の年齢でない方には酒類は販売しません。未成年の飲酒は法律で禁止されています。

2020年10月10日土曜日

酒蔵訪問その28 亀齢

広島県東広島市西条本町にある『亀齢』(亀齢酒造株式会社)さんに行ってきました。

酒都西条と呼ばれる西條本町・西条岡町一帯に点在する酒蔵は現在では7場、西条駅を降りブールバール通りの一つ目の信号のある交差点が酒蔵通り入口です。その交差点を右手に少し行くと山陽鶴、左手側に進んで行くと賀茂鶴・白牡丹・西條鶴・亀齢・福美人・賀茂泉とあります。

こんな狭い地域に酒蔵が密集している地域は全国的にも珍しく、蔵の大きな白壁になまこ壁、江戸期の歴史的な建物や大正期のモダンな建物が混在し普通に歩くだけでも楽しい所です。。。

今回伺った亀齢酒造へは酒類商業協同組合の曽江井部長が石井専務を紹介してくださり伺わせて頂きました。

門をくぐり蔵の中に入ると昭和感の残った昔ながらの事務所がありそこで石井専務とお話をさせて頂きました。

仕込みの始まる前の蔵を見せて頂き、周囲にある他の施設も全て見せて頂きました。

やはり賀茂鶴さんや白牡丹さんなどと時代を作ってきた蔵だけあり今ある設備や施設を見ると最盛期の凄さが伝わってきます。



とてつもない大きさの冷蔵タンク。。。

まだ世に出ていないお酒が眠っていますw西条の蔵の底力を感じますね。

今回、石井専務に私の今の活動をお話したところ色々と賛同してくださり、

「これから西条の他の蔵も廻るのなら自分が全て連れて行って担当の人を紹介してやる」と白牡丹・賀茂鶴・福美人と一緒に回って挨拶をしてくださいました(賀茂泉・山陽鶴は後日電話を頂き訪問させていただく事に)。

本来の予定では、県内の酒蔵を順々に廻り最後に西条へと思っていたのですが今年はコロナの影響など様々な予期せぬ事が起こり、10月に入った現時点でも西条以外の蔵もまだ全て廻れていません。

予定はかなり狂ってしまいましたが、最後に廻ろうと色々思案していた西条を、協同組合の曽江井部長からご紹介頂いた石井専務のお力添えで西条の蔵全てに挨拶をさせていただく事が出来ました。本当に感謝です。ありがとうございました。

そして県内の酒蔵訪問も残りあと6場ほどになりました。

今年中に何とか完遂したいなぁ


『亀齢』純米吟仕込み

やっぱりこれかな。。。

すっきり飲み口は亀齢の十八番です。安心の安定感、いつ飲んでも本当に美味しいお酒です。。。


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2020年10月3日土曜日

酒蔵訪問その27 西條鶴


今年の元旦に父親名義だった酒類販売免許を私の会社に移し、様々な手続きを経て正式に仕入れと売り上げが出来るようになりました。で、これから酒屋をやっていくにあたり仕入れを従来の問屋だけに任せるのではなく出来る限り自分でも動いて行動してみようと云う事と、兎に角酒類業界、日本酒業界の方々と直接会い話をしなければと思い、日本酒のメーカーである蔵元さんに出向き挨拶をして廻ろうと思いました。
年初に酒造組合のリストを確認すると組合所属で広島県内で造りを行っている蔵は48場ありました。その中で8場は閉場、その内の4場は銘柄は存続しています。
なので、現在仕込みを行っているのは県内では40場と云う事になります。

2月からこの48場に向けて挨拶廻りを初めて西条の7場は最後に回ろうと思っていました。ですが今年はコロナなどの影響もあり思ったように挨拶も出来ず今現在で西条地域以外の蔵も廻れていないところもあります。

で、最後にしようと思っていた西条地域ですが縁がありいよいよ伺うことになりました。


まず西条での1件目は『西條鶴』(西條鶴醸造株式会社)さんに行ってきました。
今回は西條鶴のお酒を全て任されている宮地杜氏と営業の小田さんに色々とお話をさせて頂きました。ちなみに前職ハーレー屋時代の旧い友人がここ西條鶴の杜氏さんと同級生でしたw
宮地杜氏は昨年から蔵内の設備や建物の補修を行っているとの事でこれにより僅かな雑味も取り除き酒質を少しでも改善させたい言われていました。
酒質は多くの方に好まれる優等生的なお酒より少しくらいクセがあっても個性的な自分にしか造れてないお酒を醸していきたいと。。。
蔵内の環境や設備の改善はその為に必要な事で少しずつでも進めていくそうです。
今年の新酒が楽しみですね。





少し前に作り替えた麹室は素晴らしい出来だと仰られていました。




どこの蔵の方も言われていますが、どんなに良いお酒を造っても最後の搾りがダメだと台無しだと。。。
機械のメンテナンスと消耗品の交換は本当に必須ですね。



「西條鶴」大地の冠 純米吟醸酒
雄町の純米吟醸ですが、あまり辛口にふらず酸味を多く感じさせる独特な味わいです。
宮地杜氏の云われていた個性を感じる美味しいお酒ですね。

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2020年9月22日火曜日

酒蔵訪問その26 華鳩


呉市音戸町にある『華鳩』(榎酒造株式会社)さんに行ってきました。

現在、音戸町のある倉橋島は呉市になっていますが私が子供の頃は佐々木酒店のある府中町と同じ安芸郡だったんです。なので小学校の時とかは何かと交流があったんですよね。

『華鳩』を造られている榎酒造さんは平清盛が開いたとされる音戸の瀬戸のすぐ近くにあり、県内の他の蔵と比べるとかなり温暖な地域にあります。
その倉橋島には音戸町の『華鳩』さんと、倉橋町の『三谷春』さんの2場が現在も酒造りをされています。数年前までは島のちょうど中間あたりに『音戸の瀬戸』と云う銘柄もあったのですが現在は閉場されています。

お話をさせていただいた榎社長はすごく気さくな方で、色々な事を丁寧に分かりやすくお話してくださいました。
製品にはやはり作り手の人柄がでるのでしょうか。飲み口の優しいお酒は、榎社長の柔らかい人柄がすごく反映されているように感じます。

あと、華鳩さんと云えば、貴醸酒を日本で初めて製品化し出荷した蔵でもありますね。
広島県にはこうした全国に先駆けて先陣をきっていった技術やお酒がたくさんあります。吟醸酒を世に送り出し、全国初の大吟醸もそうですし、この華鳩さんの貴醸酒もそうです。
初めての株式会社化や初めての新聞広告など、この業界において様々なイノベーションを起こした先駆的な地域なんですよね。



『華鳩』以外のも『清盛』という音戸らしい銘柄のお酒もあります。





『華鳩』特別純米 
精米歩合60%の特別純米

熊本酵母の香と後味に残るやさしい甘みが本当に美味しい純米酒です。


『無濾過の生原酒シリーズは発泡感と純米吟醸のすっきりした味わいが何とも言えない美味しさを醸し出しています。
どの酒米のお酒も絶品です。是非。。。


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2020年8月10日月曜日

酒蔵訪問その25 誠鏡


広島県竹原市にある『誠鏡』(中尾醸造株式会社)さんに行ってきました。

酒都「西条」や三大銘醸地「西条」と云った言葉を小さい頃から聞いてきた自分にとって、高校を卒業し神戸で働いていた頃に耳にした広島の酒と云う言葉(銘柄)が新鮮だった時期があります。
そして、時代は90年代に入りバブル経済がピークにさしかかっていた時、日本酒は吟醸ブームという物が到来し端麗辛口のお酒がもてはやされ爆発的に売れていました。
その時に、耳にし口にした広島のお酒が今なお忘れられない「誠鏡 幻(まぼろし)」と「雨後の月」でした(それぞれ、吟醸だったのか、純米吟醸だったのか、大吟醸・純米大吟醸だったのかは覚えていないのですが)。
東灘区の問屋を辞め、その後は飲食業やお酒の仕事に携わっていた訳ではないのですが、神戸で「広島の美味しい酒があんねん」と云われ飲んだのが上にあげた2銘柄でした。ともに、酒都・銘醸地「西条」のお酒ではなかったのが凄く不思議な気持ちになり、同時に自分の無知さに呆れた事を覚えています。この当時まだ広島には100を超える造酒屋が存在していたのに県内各地で造られていた美味しいお酒の事を私は知らなかったんですよね。

そんな記憶に残っている銘柄、「幻(まぼろし)」を造られている中尾醸造さん
今なお本当に美味しい日本酒を造られています。
お忙しい中、中尾社長と荒谷杜氏にお時間を作っていただき色々なお話を聞かせていただき、工場の中も見せて頂きました。
全ての工程の機械などを見せて頂きましたが、どれも当たり前ですが綺麗な状態に保たれています。
酒造メーカーが食品会社である以上この清潔さがなければ同じ土俵に立つ事は難しいでしょう。

この点において中尾醸造さんの工場は県内でもトップクラスの清潔さを保たれていると思いました。













中尾醸造、誠鏡さんのハイブランド『幻(まぼろし)』は言わずもがな、復刻ラベルの雄町を使った純米・純米吟醸の『誠鏡』も本当に美味しいお酒です。。。

今回の中尾醸造さんをブログで書いたことにより、竹原の造酒屋3場を書きました。
いつかこのブログの番外編にて現在竹原に残っている、藤井酒造・竹鶴酒造・中尾醸造の3場の歴史や竹原の辿ってきた軌跡なども書いてみたいなぁと思っています。


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